ヨコモ YD-2セッティング スピン対策編(2018年5月更新)

公開日: 2017年5月25日木曜日 ラジドリセッティング

YD-2 セッティング
記事作成:2017年5月25日
最終更新:2018年5月20日
ラジコンRWDドリフトで人気のヨコモYD-2。
ほぼ素組みでもよく走りますし、
ヨコモのYD-2セッティングシートを参考に
より高いレベルに仕上げることも可能。

この記事ではヨコモのセッティングシートには
書かれていない、セッティングを紹介します。

RWDユーザーには当たり前のことですが
知識のない人には目から鱗の情報。

しっかり実践するとYD-2のスピン対策や
YD-2の車速アップが期待できます。



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YD-2をはじめとする2駆(RWD)の走りは
読んで字のごとくフロントは駆動しません。
リヤのみの駆動でジャイロ補正と連動しながら
絶妙のバランスで走行するRWD車にとって、
フロントの抵抗は命取りになります。

フロントに抵抗が掛かることでスピンが発生
したり、車速が乗らなかったりします。

YD-2のセッティングに入る前に、まずは
フロントの抵抗を極力無くして走る車を
作ることからスタートしましょう。

RWD車はフロントの抵抗をいかに無くして
精度を出すかが鍵になります!



YD-2 切れ角アップ

ラジドリは基本的にフロントの切れ角は大切です。
RWDのYD-2も同様、切れ角はあればあったほど
色んな意味で保険になります。
切れ角が少なければそれだけフロントの抵抗も
増えるといえます。



ステアリングストッパーの排除


YD-2にはフロントタイヤが切れ過ぎて
逆関節になるのを防止するためナックルに
ステアリングストッパーなるものがあります。

これを装着することをヨコモは推奨してますが
逆に切れ角を狭くしてしまいます。

このステアリングストッパーは外しちゃいます。
ちなみに自分のYD-2はコレを付けてませんが、
問題発生してことはありません^^



YD-2 フロントロアアームを削る


YD-2の切れ角アップをする際、タイヤやホイール
がフロントロアアームに干渉してしまいます。

この緩衝がRWD車のスピンの原因の大半だったり
しますので、タイヤをフルに切った状態でダンパー
を伸び縮みさせながらロアアームへの干渉を
チェックし、干渉部分を削ってしまいましょう。

YD-2 スピン

YD-2 スピン

フルに切ってロアアームに干渉しないように。
YD-2 スピン


これだけで大半の変なスピンは解消します。





YD-2 ベアリングの脱脂

YD-2に梱包されているフロントタイヤの
ベアリングですが、工場出荷状態だと
ベアリング内にグリスが塗られています。
ベアリング内のグリスはRWD車にとっては
大きな転がり抵抗となりますので、
ベアリングの脱脂を行います。


こちらがフロントのベアリングです。
ベアリング 脱脂


ベアリングの脱脂にはzippoオイルを使います。
ベアリング 脱脂


適当な容器にベアリング入れてzippoオイルを浸します。
ベアリング 脱脂


30回程度シャカシャカするとベアリング内の
グリスが出てきて白くなります。
ベアリング 脱脂


zippoオイルを入れ替え再度シャカシャカ。
白く濁らなければ完了です。
ベアリング 脱脂


脱脂が完了したら、ベアリングオイルを
ごく少量注油して完了です。

ちなみに自分はヨコモのベアリングオイル
を差しました。




ラジドリユーザーには昔から定番の
ベアリングオイルです。
ドリフトはもとよりツーリング用と
しても使用されるオイルです。

ベアリングを脱脂して比較的安価な
定番のベアリングオイルを注油し、
ベアリング脱脂前とベアリング脱脂後
の動画を撮影してみました。

ベアリング脱脂前


ご覧の通り10秒も回転しません。



ベアリング脱脂後

何も気にせず脱脂とベアリングオイルを
注油しただけですが、約1分回るように
なりました。


YD-2アルミホイルハブで転がり抵抗を改善

上の動画では樹脂のホイルハブ使用なので
タイヤがフラフラしていますが、こちらを
アルミホイルハブに交換するとフラフラが
一気に解消します。

アルミホイルハブにした結果、前輪は
1分30秒ほど回転するようになりました。
それだけフロントの精度は転がり抵抗に
関係してくるということですね。

これも目立たないパーツですが、装着効果
は絶大なパーツです。









ベアリングをより精度の高いものに!

上ではノーマルベアリングを脱脂し、
ヨコモのベアリングオイルを注油して
動画のように回転するようになりました。

ノーマルでそれほど投資しなくても
ちゃんと対策すれば人並み以上の
性能が出せます。
スピンもし難いですし車速も出ますが、
特に車速はあって困るものではなく、
できるだけ車速が出したいものですよね。
速ければそれだけ有利ですら^^

そこで拘っていきたいのが、
ベアリングとベアリングオイルです。

ベアリングは精度のより高いものに交換
することでこれまた劇的に回転効率が向上
し、車速アップに繋がります。

そこでオススメするのがAXONのベアリング。
より速さを追求するツーリングをする人も
使うメーカーのベアリングで精度はピカイチ。
このAXONのX10ベアリングは本当によく
回転するベアリングです。





ベアリングを極限に回転させる低粘度ベアリングオイル

ベアリングを脱脂し、ホイルハブで
回転精度を高めたところで、その回転性能
をしっかり引き出すのがベアリングオイル。

ベアリングオイルは様々な粘度があって
粘度の低さ(高さ)の違いで回転に
大きな影響を与えます。
ベアリングオイルなら何でもOKではない
ということなのです(;^_^A

上記でも書いたヨコモのベアリングオイル。



天下のヨコモワークスも使っているわけで、
こちらは定番としてオススメしますが~


高級なベアリングオイルになりますが、
人より差をつけたいのなら間違いなく
HRCの魔女の涙RH+がオススメ。

かなりの低粘度なベアリングオイルで
軽い力で回りまくると評判が高い
スーパーオイルです。

とにかくよく回る!



魔女の涙RH+は従来品の魔女の涙よりも、
とにかく低粘度を追求したベアリングオイル。
逆にオイルの保護皮膜は弱くなっているので、
マメな清掃と注油は必要です。


他には釣りのリールのベアリングオイルで
金の雫プレミアムというオイルも人気。
ベイトフィネスリール用なので効果は
想像できると思います^^




オイルは低粘度だけど飛散が少ないとされ、
オイルの耐久性は比較的良いです。


まとめ

以上をお読み頂き気付いたと思いますが、
YD-2等RWDシャーシのスピン対策は
前輪の転がり抵抗を改善するということです。

RWDシャーシではフロントタイヤの転がり
抵抗の影響力は大きく、しっかり対策する
ことで車速アップやスピン対策に直結します。

しっかり対策すれば車速の速い、少々の無茶
にも耐えてくれる車に改善するということです。

すなわち

フロントタイヤの転がり抵抗の解消こそ
YD-2やRWDのセッティングの基本といえます。


以上をおさえておけば、YD-2の走りは
劇的に変化しますので、対策をしっかり施し、
そこから細かなセッティングやオプション投入
に入るといいと思います。

ぜひともお試しあれ^^



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エンドウ さんのコメント...